母の愛

  写真を整理していたら、懐かしい写真が沢山出て来た。
当時の事をいろいろ思い出した…



昔の話になるが、20年程前私は初めて自分の犬を持った。
小さい頃から我が家では狆やスムースチワワなどを飼っていたが、自分が全責任を持って飼ったのはその子が初めてだった。
犬種はハスキーだ。
最初に迎えたのがオスのブラック&ホワイト・ブルーアイのタイガ。
一年半ほどして、タイガをお世話してくれた方の奨めでメスのレッド&ホワイト・バイアイのライラを迎えた。
その後、ハスキー仲間が増えた事もあり新たに2頭のハスキーを引き取る事になり、大所帯となった。
それなりに出費もかさむし、16歳からは学校が休みの時には喫茶店でのバイトに励んだ。



何が母の愛かと言うと…
タイガとライラの間に可愛い子犬が生まれた時の事。
今と違い、その当時は大型犬を室内で飼うという事はあまりポピュラーではなかった。
我が愛犬達も犬舎飼いだった。
夏だった事もあり、犬達も暑かったのだろう。
家族皆が留守にしていて、夕方帰宅してみると犬舎からライラと子犬達が忽然と姿を消していた。
私達は近所を探したりと大慌てした。
しかし、その後網戸が破られている事に気付き…
どうも家の中に入ったらしい…
でも1階にも2階にもいない。
ライラの名前を呼び続けてしばらくすると、地下室へ続く階段からひょっこり顔を出した。
慌てて降りて行くと、子犬達7頭がスヤスヤ気持ち良さそうに眠っていた。
ホッとした…
実家の地下室は6帖ほどの広さが有り、コンクリートの打ちっぱなしだから、真夏でもヒンヤリして気持ちが良い。
そこには一度も入った事のないライラだったが、一番涼しい所を自分でちゃんと見付けた。



当然、誰もライラを叱れなかった…
子犬達を少しでも涼しい所へと、1頭づつくわえて10段ほどもある階段を降りたのだ。
それを7往復もしたライラ。
母の愛を感じた出来事だった。
いまだに我が家で語り継がれている物語であります。
犬の話題になると、父親が思い出したように話す。
父は母乳が良く出るようにと、犬の出産の度に「あんこう」のスープを作ってくれた。
時々、お肉屋さんで豚や牛・鳥の骨を貰って来ては大きな鍋で長時間煮詰めてスープを作ってくれたりもした。
私の犬に対する思い入れを良く理解してくれていた。
でも確か、私が出産した時も「あんこう」の味噌汁を飲まされたな〜(^_^;)
面白い事に、その頃ハスキー繋がりで一番仲良くしてた友達と、10年程のブランクを挟み今はウィペット繋がりで仲良くしている(*^o^*)
人の縁って不思議なものだ。



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by whippetsyndrome | 2005-10-01 01:31 | ペット