ウィペットの心臓〜検査について〜

以前このブログにウィペットの心臓について書いた事がある。
まずは第1・第2の病院では心臓に異常ありと診断され薬を処方された。
その後、第3の病院では薬の必要性や急を要する状態ではないと診断され、専門医を紹介された。
第4の病院での精密検査により心臓には異常なし、不調の原因は脱水症であったと判明した。
何故、第1・第2の病院で心臓に異常有りとの診断が出たのか?
やはりエコー診断をしなかったという事も勿論だが、他犬種での常識がウィペットには当てはまらなかったという事実がある。
第4の病院は専門医だった事もあり、3時間以上もかけ精密検査が行われた。



ウィペットの場合、心音や心電図だけでは異常と誤診されても不思議ではないという。
心電図とエコーの結果を先生方皆さんで見られ「おもしろいよね〜」と笑っていらっしゃったそうだ。
何故なら、心電図とエコーの結果が矛盾していたから…
他犬種では見受けられないケースと言ったら良いのか…
ウィペットの場合は聴診や心電図だけでは異常と思えても、エコーで見ると異常など見付からない完璧な心臓をしているらしい。
つまり、聴診・心電図では診断を下せないという事だった。
やはり、エコーでの検査が絶対必要である。
その2頭はエコー検査で正常である事に疑いの余地はなく、予定していたレントゲン検査は不要になった程だった。



僧帽弁閉鎖不全(ほとんどが後天性)や三尖弁閉鎖不全(先天・後天どちらもある)なら当然血液の逆流がみられるだろうが、それも認められない。
奇形も認められない。
きちんとした検査の結果だ。
オーナーさんはその後も病院に足を運ばれて、通常の5倍もの高性能聴診器による心音検査でも異常は認められなかった。
脱水症が原因で当初は腎臓と肝臓の数値は上がっていたものの、短期間の投薬と水分補給ですっかり回復。
腎臓や肝臓の数値が上がっている時は、人間でもとにかく体がだるくてだるくて、眠くて眠くて仕方がなく、動けないそうだ。
散歩中に座り込んだり横になってしまったのも、その為だろう。



そして、ハウンド種全てに当てはまるのかどうかは分からないが、ウィペットに関しては他犬種よりもかなり心臓が大きい(横長)そうである。
その為にウィペットを診慣れていない病院などでは、心肥大と誤診される事もしばしばあるようだ。

また成長期のウィペットは、心肺が大きい為に呼吸をして肺が膨らんだ時に擦れる音が聞こえる場合があり、それを心雑音と誤解される事もあるとか…



下記に書く事は、私の勝手な想像だから間違っているだろうとは思うが…
ウィペット以外の犬種も飼った事がある方は分かるかも知れないが、他の多くの犬種は走り出すと徐々にスピードがのって行きピークに達するまでいくらかの間がある。
しかし、ウィペットの場合は走り出しから爆走モードでスピードがのっているから、慣らしの間がない。
慣らしがない上に体がバネのような動きをするから心拍数は急激に上がるはず。
それに耐えられるだけの心臓でなくてはならないのだと思う。
だから、他犬種での常識が当てはまらないのではないかと…
もし、このブログをお医者様や専門の方が見て下さっていたら、ご意見を仰ぎたい(笑)



オーナーさんは、すっかり脱水症も良くなり元気いっぱいの愛犬達と楽しい生活を送られている。
最後に今回の経験でオーナーさんが感じられた事を紹介したいと思う。



今回4つの病院にかかり、どの段階で診断を下すか、病院によってかなり違うと感じられたそうだ。
●心電図だけの病院
●心電図に加え血液検査も行う病院
●心電図・血液検査・更にエコー+レントゲン検査も行う病院



●再度不調を起こす=心臓病と決めつける病院
●神経系や他の病気の可能性も視野に入れる病院



今回の事で信頼出来る病院に出会えた事は、とても大きな収穫だったとおっしゃっていた。



私達自身、今回のような経験がないので他犬種との違いというのは良く分かっていなかった。
自分達なりにいろいろ調べたりもしたし、とても良い勉強になった。


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by whippetsyndrome | 2005-10-08 12:44 | ウィペット