英国からの手紙

キングの死をブログに書くのも気が重かったけど、もっと気の重い事があった。



それは、英国のブリーダー、フィルにキングの死を報告しなくてはならないと言う事だった。



報告しなかったらしなかったで済むかも知れないが、これまでも定期的にキングやティーク・レティーの事を報告していたのに都合の悪い事だけは内密にしておくのも気が引ける。



3月の終わり、ようやく手紙を出した。



大まかに経緯を報告し、せっかく遠い国に送り出してくれたのに3歳という若さで死なせてしまった事を詫びた。



出来る事なら、キングが生まれ故郷のイギリスに帰ってしまったのだと思いたい…

こんな諦めの悪い言葉も書いてしまった。



一昨日、フィルから返事が来た。



筆不精な彼が、私の手紙を読みすぐに返事を書いてくれたようだ。



その手紙は彼らしく、長い文章ではなかったが翻訳してもらい書いてある内容を読んだ時には涙が出た。









『 親愛なるカズヒト&チアキへ

キングについて手紙を書いてくれ、ありがとう。
あなた方二人にとって、とてもとても悲しい事でしたね。
厄介な事に、こういった愛らしい動物達は、我々のところへ来てはサヨナラを言う準備が出来る前に、いつも居なくなってしまうものです。
それが若い犬だとなおさら堪えます。
人生にはこういう予期せぬことが付きもので、我々にはどうする事もできません。

あなたが言うように、キングはイギリスの雨と寒さが恋しくなって、こちらに帰ってきたのです。
彼も、こっちで元気にやってるよと言っていました。

実は我々もCh. オークバーク ミドルマンと言う犬で同じような経験をしました。
彼も運動中に何かの毒が体内に入ってしまったのでしょう。
日中はとても元気だったのですが夜になって体調が急変し激しく苦しがり、獣医は点滴などあらゆる手を施しました。
幸運にも彼は一命を取りとめたのですが、完全に回復する事はありませんでした。
消化器官が弱ってしまい、免疫力も総合的に低下してしまったのです。

他の犬達が、幸運と成功をもたらしてくれるよう祈っています。

キングはこれから決して老いたり弱ったりする事もなく、いつまでも可愛い姿のまま心の中で生き続られるのです。

草々

フィル&ティナより 』









フィルはウィペットを始めて40年ものキャリアがある。
多分、いろんな経験をして来たのだろう…と、短い文章からでも伝わって来た。


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by whippetsyndrome | 2007-04-11 06:23 | ウィペット